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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:蟹江 政志

高校名 愛知県立一宮工業高等学校 建築科・土木科 1学年 78名
授業実施日 平成26年9月19日〜10月27日
実施場所 一宮工業高等学校・材料実習室
授業実施時間 午前8時50分〜11時40分 3時間分
講師名 纐纈 勇夫 他延べ5名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容:
 9月19日から10月27日までの延べ8日間で、2クラスを4つの班に分けて各班2日間の実習を実施した。
 10月6日は、台風18号の影響で午前中が休校となり、左官実習もなくなってしまいましたが、その分については、予定に無かった、10月27日に行っていただいた。
 1日目の3時間は、45×60pの練習台に下塗り、中塗り、漆喰仕上げの実習を実施した。
 2日目の3時間は、1日目と同じ練習台の裏面に洗い出し仕上げの実習を下塗り、中塗り、仕上げ塗、洗い出しと一通りの工程の体験実習を実施した。
 講師の先生は、愛知県左官業組合から、纐纈さん、上川畑さん、永山さん、山路さん、らの延べ6人。
 講師の先生方も出前授業に来校されるようになって6年目となり、すっかり高校生の扱いに慣れ、ベテラン教員並の力量で、やさしさの中にも時には厳しさを持って授業を行っていただいております。
 生徒達は、左官の仕事について細かな技能が学べるだけでなく、社会に出て働く事の心構えや今、高校生としてなすべき事まで実体験を通じて熱く教えていただけて、大変有り難く、喜んでおります。
 毎年、同じテーマで良いのかと纐纈先生は悩まれているようですが、生徒は入れ替わって初めての体験ですから、全く問題はありませんとお伝えしておきました。
 伝統技能や技術の伝承と共に、この出前授業が続く事を願っております。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 この度は、左官という職業のことを一から教えて下さり本当に有り難う御座いました。
 僕にとって未知なる職業だった左官がここまで身近に感じられるようになったのも先生方のおかげだと思います。
 個人的に左官の技能は苦手で、先生にやっていただいた場面が多かったのですが、それもまた良い経験となりました。
 また、左官以外のお話もたくさんしていただき、将来、僕の力となる一つの教訓になったと思います。
 先生方のことは、将来、必ず思い出します。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 左官実習を通して難しさと完成したときの嬉しさを感じました。先生方は、簡単そうに作業を進めていたので、楽な作業かと思いましたが、やってみるととても大変で上手に出来ませんでした。
 しかし、それを簡単にこなす先生方は、本当に技能を身に付けた尊敬すべき方々だと思いました。
 この体験を貴重なものとし将来の職業の選択肢に左官を入れたいと思いました。
 この様な貴重な体験をさせていただき本当に有り難う御座いました。 これからも頑張っていきたいです。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 今回の左官実習をやって思ったようにできなくて、予想していたよりもとても難しかったです。
 簡単だとは思っていませんでしたが楽しみにしていました。実際やってみると難しかったけれど楽しくて、完成し時は嬉しかったです。
 綺麗に出来たかは分かりませんが左官がどんな仕事かなのかを知ることができました。仕事に楽な仕事はありませんが、今回の左官実習の経験を生かせる仕事に就くかも分かりませんが、左官も考えてみたいと思いました。
 将来、仕事を決めるとき左官もいいなあと思えるぐらい良い経験になりました。
 有り難う御座いました。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 左官というのを聞いたことはありましたが、実際やってみたらめちゃめちゃ難しかったです。
 特に、材料とこての間に紙切れ一枚のすきまを空けるのに苦戦しました。
 でも、丁寧に教えていただいたおかげもあり無事に完成することが出来ました。その時の達成感はすごいものがありました。
 もっと教えてほしかったしやりたかったです。
 有り難う御座いました。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 先日は自分たちに左官を教えて下さり有り難う御座いました。
 自分は宮大工になるのが夢なのですが、左官実習を通して、職人として仕事をするのがどれほど大変な事なのかが良く分かりました。
 それと同時に、修行に耐え練習をすれば先生方みたいに他人に自分の技術を教えられるほどに技術を身に付けられると思いました。
 宮大工になるためにへこたれず修行を積み、自分も人に物事を教えられるような人間になりたいと思いました。自分は、この実習を通して色々なことを学びました。有り難う御座いました。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 コテやはけの使い方や材料の塗り方などの説明がとても分かりやすく失敗しなくて済みました。
 この左官実習を通して左官の知識を得ることが出来ましたが、それだけではなく実社会で大切な事は何かを教えていただきました。 人の話をしっかりと聞き、周りの人との関わりを大事にする事が必要だと教えていただきました。 高校卒業後、実社会に出たらこの事をしっかりと実践していこうと思います。
 有り難う御座いました。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 左官実習というとても貴重な体験をさせていただきました。
 教えて下さる先生方は、皆さんとても良い方ばかりで短い間でしたが、とても充実した時間を過ごす事が出来ました。説明がとても分かりやすく、作業になると実際にすごい技術を見せていただいたり、手伝ってもいただきました。
 私は、本物の左官職人の気分を味わう事が出来ました。これから、壁をみると漆喰かなと思ったり、洗い出し仕上げだと分かったり出来ると思います。
 左官職も職業選択の選択肢の一つに入れ自分の進路を考えたいと思います。有り難う御座いました。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 左官実習を終えて僕が学んだ事は、どんな仕事でも楽しくやっているだけでは上達しないという事です。
 どれだけ好きな仕事でもどこかで辛抱しなければならない、辛抱して真面目に仕事をしていけば必ず最後には良い結果につながると学びました。
 これから、部活や実習で困難にぶちあたっても辛抱して頑張ろうと思いました。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 この度、左官実習をやってみて思った事は、自分が想像していたよりも難しくとても苦労しました。
 時には厳しく先生方にしっかりと教えていただき、自分にとってとてもためになると同時に良い経験が出来たと思いました。最初の漆喰仕上げの授業ではなかなか出来なくて苦労しましたが、2回目の洗い出し仕上げの授業では、自分なりにスムーズに出来て何だか嬉しかったです。
 完成品を見た時にはとても綺麗で苦労した甲斐があったなあと思いました。機会があったらまた是非やってみたいです。


「左官実習」の生徒の感想

建築科・土木科

 最初は「左官」って何だろうと思っていましたが、最初の授業で良く分かりました。
 先生方が最初に手本を見せてくれた時は、すごく簡単そうに見えましたが、実際にやってみるとすごく難しくて先生方のアドバイスや手助けがないと出来ないと思いました。
 でも、2回目の授業では、まずまずの出来映えだと思います。僕は、イジラレキャラでもないのに先生方にイジッテいただき、すごく楽しかったですし、色々な話も出来てとても良かったです。
 また、先生方からお聞きした、実社会に出た時に何が大切なのかの話も決して忘れないと思います。
 有り難う御座いました。


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