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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:蟹江 政志

高校名 愛知県立一宮工業高等学校 建築・土木科 1学年 75名
授業実施日 平成26年11月27日
実施場所 一宮工業高等学校 視聴覚教室
授業実施時間 午前8時50分〜9時40分 1時間
講師名 小笠原 保廣
所属 一般社団法人 愛知県建設業協会

授業内容:「建設業の魅力について」  資料:建設業界ガイドブック2014・自作プリント2枚
1. 建設業の特徴
@注文生産である A個別生産である B移動生産である C屋外生産である
 今年は、広島県の集中豪雨による崖崩れなどの自然災害が非常に多かったが、災害からの復興には、建設業界なくしては考えられない。
2. 建設業の規模
45万社。就業者430万人 内99.9%は資本金1億円未満の会社である。
3. 建設業の新市場の開拓
@環境ビジネス Aリホームビジネス B農業ビジネス C介護福祉ビジネス
4. 建設業の3つの役割
@社会資本の整備 A安全で安心な暮らし B環境の保全と創造
5. 建設業の28業種 建設業界ガイドブック2014より
@土木工事業…港湾、しゅんせつ、トンネル、河川、橋梁、造園、などの説明
A建築工事業…大工・型枠・鉄筋・とび・左官・板金・内装・屋根・空調などの工事業の説明。
以上の内容について、資料に基づきながら、ご自分の体験などを織り交ぜた有意義な講話であった。

授業風景

写真1 写真2

出前授業 生徒感想

「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 僕は、出前授業を通して様々なことを学ぶ事が出来ました。建設業の特徴や種類、それぞれの仕事での役割などを勉強する事が出来ました。特に、「建設業界ガイドブック2014」は、とても興味の湧く、役に立つ資料でした。内容が豊富で、イラストや写真も多く分りやすくまとめてあり読みやすいと思いました。
 自分が知りたかった仕事の内容や知らなかった職種も多く、将来の進路選択の参考になるものばかりでした。他の資料と講師の方の話を参考にして、自分がこれからどのような事がしたいかを考えていきたいと思いました。
 今回の出前授業では、自分の将来を考える良い機会になったと思います。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 僕は、今の所土木科を希望していますが、この出前授業を聞いてもう少し色々なことを考えてこれからの事を決めていきたいと思いました。
 建設業には様々な仕事とそれを実際に行う様々な職種がある事を丁寧に説明して下さって良く理解できました。土木工事業で絶対に必要な資格は、土木施工管理技士という資格が必要なので、将来、所得できるようにこれからの勉強を頑張ろうと思いました。この資格によって管理できる仕事が一気に広がると思うのでこつこつと努力していきたいです。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 僕は、建設業界ハンドブックを見てこんなに沢山の職種がある事を知りませんでした。
 その中で金属製建具工事業、建築工事業、鳶が気になりました。今まで大工職の事しか考えていなかったので、違う仕事にも興味が出て良かったです。
 建築業の魅力は、苦労した末に完成した建築物を最初に見て、達成感を感じる瞬間だと思いました。何ヶ月もかけて一つの物をいろいろな人の技術や技能を集めて完成させるから大きな達成感を感じるのだと思います。
 そんな建築の仕事に卒業後、携わっていこうと今回の講話を聞いて改めて思いました。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 僕は、2年生以降、土木科に進む予定ですが、今回、土木と建築の両方の話を聞くことが出来て良かったです。
 土木で橋やトンネル、道路、などの工事に関わりたいと思っていますが、土木でも建築でも色々な仕事がある事を知る事が出来ました。社会に出たらチームワークが必要なのはあたりまえで、色々な意味でコミュニケーション能力が必ず必要になると改めて感じました。
 建設業は、人の命や生活を守る事の出来る良い仕事で、僕達が普段あたりまえのように通っている道路や橋、鉄道などを建設業の人達が協力して時間をかけて作っていてくれるから僕達の生活が成り立っている事も実感出来ました。将来、どんな仕事に就くかは決まっていませんが、人の命や生活を守る事が出来、仕事を通して社会貢献できる仕事がしたいし、人に感謝される仕事がしたいと思います。
 そんな仕事に就けるよう、今後の高校生活を頑張っていきたいと思います。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 災害から復旧する事について建設業なくしては出来ないし、それが一つの建設業の魅力だという事が分った。
 また、物を作る事には時として忍耐力が必要で、仲間とのコミュニケーションを通してチームワークを作る事で困難にぶちあったっても乗り越えられる。 また、チームワークをつくる方法の一つとして「報・連・相」の実践があるなどの建設業でなくても大切な事を学ぶことが出来ました。
 また、建設業の人の命や生活を守る業界に就職を考えていますが、建設業の尊さや大切さに気付かされました。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 選科の時期で、今、建設業協会の小笠原さんの話を聞いて、建設業はとても幅広い仕事だと思いました。自分は、土木の道へ進もうと思っているので、今回の建設業界ガイドブック2014の土木メインの仕事の中でどんな資格を持っていればいいのか、そこに注目して見ていました。建設業の特徴@のところで、様々な職種によるチームによって仕事を行うので、より良い構造物を造るためには「チームワーク」が大切だと思いました。チームワークをつくるには、「コミュニケーション」をつくることが重要なんだと思いました。コミュニケーションをつくるには「報・連・相」が大切なんだと分かりました。
 建設業は、3Kと言われ「きつい・汚い・危険」な仕事だと自分も思っていたんですが、新しい3Kが「感動・感謝・貢献」となって、悪いイメージと真逆のこの3Kが一番印象に残っていて、物を造ることになってみんなが感謝や感動をしてくれたら、とても嬉しいなと思いました。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 今回の出前授業を受けて、とても自分のためになったと思いました。建設業の役割・使命は、人の命や生活を守るということを知って、とても良いことだなと思いました。構造物を造るだけで人の命を守っているのではない。「災害」が起きたとき場合には、「復旧」させることで人の命や生活を守る仕事です。
 建設業の特徴は、様々な職種による「チーム」によって仕事を行うということを知りました。あと、「地図に残る」仕事なので、とても良いと思いました。
 今回の出前授業で知った色々な事をよく考えて選科したいです。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 建設業は、「あらかじめ作っておいた製品を売るのではなく、注文を受けてから、価格などを決めて生産を始める」「建物や施設は、注文者の希望に応じて一つ一つ個別に生産されます。そのため、同じ建物が一つとして存在することはありません。」ということが、決められたルールにとらわれず、自分が良いと思う方向に向かって作業ができるのが、とてもやりがいのあることだと思いました。
 また、地図に残る仕事という責任の重い職業という点でも魅力を感じます。自分が悪いものを造れば、それが自分の重荷になります。しかし、自分が完璧だと思ったものが地図に載ったとき、それは大きな自信につながり、同時にその仕事のやりがいにもなってくると思います。「建設業の3K」それは、「きつい・汚い・危険」の3つとされています。建設業をその3つの言葉でまとめてしまっては、後を受け継ぐ人がいなくなってしまいます。しかし、今も人がいるのは、その仕事を続けてみて、初めて見えてくる、感謝・感動・貢献を知ったからだと思います。僕も建設業を受け継ぐ一人になりたいと思いました。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 今回、小笠原さんの話を聞いて、一つの工事だけでも幅広い種類の工事があって、たくさんの人が協力して造っていることが分かりました。建設業は、注文生産で注文を受けてから生産を始めること、個別生産で注文者の希望に応じて一つひとつ個別に生産すること、移動生産で工事が完成すると社員は新たな注文者が指定した場所に移動しなければいけないこと、屋外生産で天候や地形などの自然条件の影響を受けるため工期の設定が難しいこと、たくさんの条件があってとても大変そうだと思いましたが、その分野以外があると思うのでいいなと思いました。
 パンフレットを見るとどの職種も必要な資格があったので、資格取得も頑張りたいと思いました。将来、「感動」・「感謝」・「貢献」ができるような人になりたいと思います。


「建設業の魅力について」

建築・土木科 1年生

 私は、将来について良く考えることができました。建設業の特徴は、たくさんあり、一つ一つが大切にしなくてはいけないことだと思いました。また、コミュニケーションは大切だということが分かりました。私も、「報・連・相」をモットーに頑張りたいと思いました。建設業は、なくてはならない仕事であり、人の命や生活を守るのも役割だと思うので、日々の生活でコミュニケーションをつくり、一人前の仕事ができるよう頑張りたいと思います。


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