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平成29年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:九町 武志

高校名 愛知県立一宮工業高等学校 建築・土木科 1学年 80名
授業実施日 平成29年10月27日(金)
見学現場@ 徳倉・クサカ・ナルセ共同企業体
知立線耐震化第3工区送水管布設工事
見学現場A 小原建設(株)
岡崎市額田支所改築工事

実践報告:
8:50 一宮工業高等学校 出発
10:00 知立線耐震化第3工区送水管布設工事
10:00〜11:30 現場概要説明、現場の見学、質疑応答
12:00〜13:00 刈谷ハイウェイオアシスにて昼食休憩
13:30 岡崎市額田支所改築工事
13:30〜15:00 現場概要説明、現場の見学、質疑応答
16:00 一宮工業高等学校 帰校 解散

知立線耐震化第3工区送水管布設工事
 タブレットを使用して現場の様子を視覚的に確認しながら管理するなど、先端技術を利用して構内の安全などに配慮しながら工事を進めている様子を見学できたことは学校では学べない内容であり参考になりました。

岡崎市額田支所改築工事
 市役所の改築工事のため地元の山林の間伐材を利用した鋼構造と木構造の混構造の現場で、特殊な構造であり完成した後では見られない現場の様子を見ることができた。

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

建築・土木科 1年

 今回、実際に土木・建築の現場を見学しました。実際の現場に行くと、たくさんの人が仕事をしていました。自分は、まだ、土木科か建築科のどちらに行くか迷っているので、実際の現場を見ることができてよかったです。土木現場では、概要の説明ではシールド工法などの説明をしていただきました。ですが、まだよく分からない言葉がたくさんあったので、インターネットや本などで調べてみようと思います。建築現場では岡崎市の支所改築工事を見学しました。実際の現場で働いている人の話は大変役に立つ話ばかりでした。1つの建築物をつくるのに、1日約40人から50人の人が働いていて、人手が足りないと言っていたので、自分も少しでも人の役に立てるような仕事に就けるようになりたいと思いました。


建築・土木科 1年

 僕は小さい頃、おじいちゃんに工事現場に連れて行ってもらい重機などをながめていました。今回、現場見学をして小さい頃のことを少し思い出しました。土木の現場も建築の現場も安全第一に考えて仕事をしているということが分かりました。土木では、地域の人々に迷惑をかけたりしないようにと防音ハウスを設置し、工事の音をできるだけ小さくし、大きな音で人々を困らせないようにしていました。また、道路の交通規制を少なく出来るようなシールド工法を使用するなどといった工夫がされていることも知りました。建築では火災の時、すぐに換気をして煙を外に出すことができる窓や電気の配線を廊下の下に隠しコードが見えないようにする工夫がされていました。そして、使う人一人一人の気持ちを大切にしていると思いました。一緒に働く仲間も大切だと思うので色々な人とコミュニケーションがとれるように3年間高校生活を送っていきたいと思いました。


建築・土木科 1年

 建築の現場では、設計図を見ながら説明を聞き、柱がどのような構造なのか、天井が何でできているのかを知ることができて良かったです。建てるときに強くするため、鉄骨を中心として周りに木を立てたり、音が漏れないように音を吸収する板を貼って工夫していることがわかりました。働いている人たちが建築の仕事は少しぐらいの残業をしても完成した時の達成感があるので、つらいとは思わないという話を聞き、建築の作業がとても楽しいものだということがわかり、自分も好きなことを自分なりにやりやすく工夫していき作業をやっていきたいと思いました。とても良い経験となりました。
 土木は大きな穴が地面にあいていて、天井クレーンで土を上げているところが迫力があり、見ることができて良かったです。映像を見せてもらいながら説明していただき、分りやすくシールド工法を知ることができました。トンネルの穴と型枠の隙間を埋めるためのものや、穴を縦に掘るもの、横に掘るものなど、いろいろな機械が知れて勉強になりました。メートル単位でどのくらいの金額がかかるのかがわかり、それをどれぐらいの期間で施工しているかがわかって良かったです。
 今回の経験で自分は建築と土木がどんなことをやっているのか、また、大変さが少しわかったので今後の自分の進路の考えに自分が何をやりたいのか決めるときに生かしていきたいと思いました。今回の体験ができて良かったです。ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 岡崎の現場では少しでも光を入れるために柱に穴を空けたり、梁を数本の木で組み合わせて頑丈にしたり、工夫がいろいろあってすごいと思いました。最初に集まった場所にパネルがあり、様々な作業の工程を見ることができました。事前に多くの試験をしたり、材料を作っている工場に現場監督の人が直接足を運んでいることがわかりました。建物を作るということはとても慎重で、絶対に失敗してはいけないということが伝わってきました。また、その隣には設計図があり、細かく描かれていました。以前家の勉強をしましたが、それに比べて細かく、きれいな仕上がりだったので、もっと勉強が必要だなと思いました。
 土木の工事現場では、シールド工法がどういう工法なのか、図を使った説明で教えていただいたので、分りやすかったです。土砂を運んでいるところでは、その作業だけで人がたくさんいて、一つの作業をするのに沢山の人が、長い年月を掛けて完成させていくものなんだと思いました。
 僕は就職まであと2年ありますが、あと2年しっかり勉強をして2年後立派な社会人になりたいと思います。今回の現場見学はすごく勉強になりました。


建築・土木科 1年

 今回の現場見学では、建築と土木、両方の現場を見学させていただきました。2つの現場とも安全に注意しながら作業を行っていて、服装もけがをしにくい長袖を着ていました。
 建築の方では、沢山の木材を切るための機械や道具がたくさんあり、それを上手く、きれいに使うことができる職人さんはすごいなと思いました。工事現場の地元である岡崎市の木材を使っていると聞き、そういったアイディアもすごいと思いました。建築の設計図はいくら完璧に描かれていても、実際にやってみるとうまくいかないことがあると聞きました。そのズレを修正するのが現場監督であると知りました。現場監督は、現場で指示をするだけだと思っていたので驚き、その重要性を改めて知ることができました。担当の方がコミュニケーション能力が仕事をする上で大事だとおっしゃっていました。やはり、今からしっかり身に付けておくべきだと思いました。また、休みもしっかり取れているということもおっしゃっていたので、建設業に対するイメージが変わりました。
 土木の現場では、大きな機械がいくつもあって、迫力満点でした。下の土を掘るだけでも、ものすごく大変で気が遠くなりそうな作業だと思いました。シールド掘進機という機械があることも初めて知りました。工事は夜間にも行われているため、周辺の住宅などの迷惑とならないように、防音の建物を建てているという配慮をしているところが素晴らしいなと思いました。僕たちがいつも快適な生活を送ることができるのは、こういう人たちが一生懸命工事をしているおかげなんだと、感謝の気持ちを持つことができました。
 僕は将来建設業に関わる仕事に就くことになります。ものを作って人々が笑顔になり、喜んでもらえるような職人になりたいと改めて思いました。今回の現場見学をもとに、今後の進路に生かしていきたいと思います。


建築・土木科 1年

 今回の建築・土木の現場見学を通して、現場ではどのようなことを行っているのか、また、働いている人はどのようにして働いているのかを実際に見て学ぶことができました。
 建築の現場では、施設の柱が4本の木材と鉄骨でできており、ガラス張りの場所には多くの光が入るように、柱に隙間を作っていることに驚きました。建物を設計する際にいろいろな工夫がしてあるんだということに感動しました。他には、コミュニケーションが大切だという話や、現場には女性も多くいるという話、さらに休みが取りやすくなっているという話を聞いて、建設業へのイメージが変わりました。
 土木の現場では、見学をする前は、送水管がどんなものかイメージできませんでしたが、トンネルを掘る工法の種類や、工事に使う機械などの説明を聞いて知ることができました。この工事の費用が12億円と聞き、工事で大きな金額を使うことを知ることができました。
 今回の見学で、僕は建築も土木もそれぞれの楽しみややりがいがあることを知りました。多くの事が学べたので、自分のためになったと感じています。この経験を今後生かしていきたいと思います。


建築・土木科 1年

 建築の現場では、工事現場の地元である岡崎の木材を100%使用し、地産地消しているところがすごいと思いました。また、木材には不燃液を使用し、燃えにくく、耐久性に優れたものにし、災害があっても壊れないようにしてありました。ガラスも、保管する書籍が痛まないように、UVカットできる素材のものを選び、照明には、長持ちするようにLEDを使用していたりと、多くのことを考えて設計していることを知りました。
 土木の現場では、穴の堀り方や、水道管について学びました。見たことのない機械ばかりではじめはわかりませんでしたが、映像を見せていただいたり、説明を受ける中でわかることができたので、面白かったです。まわりの住民のことを考えて防音システムを作ったり、騒音を計測するための装置がつけられており、すごいと思いました。
 2つの現場で教えてくださった業者の人は優しく、とてもわかりやすく教えてくれました。建設現場は思っていたよりもきれいで、働いている人たちものびのびやっていて、安全面もよかったと思いました。


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