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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:横井 孝俊

高校名 愛知県立半田工業高等学校 建築・土木科 1学年 各20名
授業実施日 平成30年9月25,26日及び10月2,3日
実施場所 建築科 材料構造実習室
授業実施時間 午後12時35分〜15時25分 3時間
講師名 (株)永山工務店 代表取締役専務 永山文章様 他4名
所属 愛知県左官業協同組合

授業内容
左官体験実習
授業内容(洗い出し仕上げ)
 第1工程
 ・チリ回り塗り(ロの字を書くように) ・全面下塗り ・中塗り ・枠周りチリ取り
 第2工程
 ・砕石塗り
 第3工程
 ・伏込み(新聞紙にて)3〜5回行う ・洗い出し(噴霧器で洗う)
 講師の永山先生より、はじめに「見て・聞いて・まねをする」を伝えられ、各自が心得て実習に取り組んでいた。
 生徒達は、はじめ慣れない手つきであったが実習が進むにつれ、コテがスムーズに動かせれるようになった。

授業風景
写真1 写真2

出前授業 生徒感想

建築・土木科 1年

 今回の左官体験実習は自分にとって、とてもタメになる体験でした。自分は左官について中学校1年生の時に一度調べたことがあったので、今回の実習をとても楽しみに待っていました。やってみて思ったことは、見るのとやるのでは全然違ったことです。プロの方がやっているとスラスラとやっていて、思っていた以上に簡単なのではと思っていました。でも、実際にやってみると、面を浮かせなくても駄目だし、面を浮かせすぎても駄目ですごく難しかったです。やっていくとどんどんコツを掴んできて、結構スラスラとやっていけるようになりました。スラスラできるようになると、ペースが上がるし、見た目も綺麗になっていく瞬間が見えて、左官ならではの光景でとても魅力のある仕事だと思いました。


建築・土木科 1年

 今回、左官体験実習をやらせていただいてとても貴重な体験ができました。小学生のころに自分の家の庭を造ってもらう時に左官をやっていて、それにすごく興味をもってずっと見ていて飽きなかったです。砂場とかで、土に水を含めて左官の真似をしていて、今回、ちゃんとした左官体験ができてすごく嬉しかったです。建築科にきて最初は大工になろうと思っていましたが、いろいろな会社が載っている紙をみて、「左官」と書いてあって、将来は左官をやってもいいなと思いました。左官の体験で思ったことは、塗るのはもっと簡単だと思っていましたが、以外と難しくて苦戦しました。だけど、先生に教えてもらってからやると上手に塗れてきて、先生が上手だねと言ってくれてすごく嬉しかったし、左官がもっと好きになりました。干してから水で洗うのを見本で見せてもらって水で流し終わってからのものを見たら石が見えてすごいなと思いました。それから自分でやって石が見えていて頑張ってやったかいがありました。左官体験ができてよかったです。


建築・土木科 1年

 職人の凄さが分かった1日でした。左官業は学校の階段などにも使われていて使い道の広いものだと思います。今日の作業では自分たちが25分間かけてやっとできる「チリ回り塗り」を職人さんは、5分もかからない速さでこなしていました。凄さを実感しました。今日の言葉の「聞いて見て真似をする」という言葉はこれから職についても必ず必要な事だと思います。部活でも先輩の良いプレーなどを見て聞いて真似すると自分のものになります。話を聞くことも大切です。先生が前で話している言葉も出来るコツがあるかもしれません。なので見て真似することをこれからもしていきたいです。左官は、大昔から使われている業です。それが今も引き継がれていることに歴史を感じます。これからの社会にも欠かせない仕事だと思います。職人の教え方は少し厳しいなと思うこともありました。ですが社会に出たら優しく教えられても強くならないと思うので、厳しい教え方には、上手くなってもらいたいという思いがあるのではないかと思います。自分も将来厳しい教え方をされて嫌になるかもしれませんが自分の上達のため、しっかり聞いて自分を高められるようにしていきたいです。


建築・土木科 1年

 今回の左官の授業を受けて、色々な事を学べました。今日の授業では見て聞いて真似をするという事は社会に出る中でとても大切なことなんだと思いました。この授業で見て聞いて真似をすれば、どんな仕事でも長く続くんだなと思いました。プロの方が見本で見せてくれたのを見て、最初とても簡単そうに早くやっていたので、簡単なのかなと思って見ていましたが、いざ自分がやってみると見ているのと違い、とても難しくてびっくりしました。プロの方が優しく手伝ってくれたり、アドバイスをもらって上手く出来て良かったです。初めての体験だったので、上手く出来ないのは当たり前ですが、自分が上手く出来ない所を簡単に修正してくれて流石プロだなと思いました。最後の話で社会に出た時の話を聞いてとても良いことを聞けたので良かったと思います。とても楽しくて勉強になった3時間になったので良かったです。


建築・土木科 1年

 今日の左官体験実習を受けて、来てくださった先生方から一つ一つ丁寧に教えていただきました。左官体験実習を行ってみて、木の枠の角に材料を綺麗に水平にするのが凄く難しかったです。来てくださった先生方が「聞いて見て真似をする」といっていたのですが、材料を伸ばして水平にするとき、やってはいけないというやり方をしてしまったりと上手く出来ないこともありましたが、分からないことがあり、「どうやって行なったらいいですか」と聞いたら丁寧に教えていただいて嬉しかったです。また、最後の仕上げでブラシを使って泥を落としたり、綺麗にしたりと、あんなに小石がたくさん出来て綺麗になるとは思ってなかったのですごく驚きました。またこのような貴重な体験が出来るとは思っていなかったので良かったです。このような仕事はつまらないものだと思っていましたが、すごく大切で面白く、真剣に熱中して授業を受けることができました。今まで、こういう仕事には興味がわかなかったけど、体験実習を受けてこういう仕事も良いなとか楽しいという気持ちだったので発見が出来て良かったと思います。


建築・土木科 1年

 今回の授業で行なった左官実習では、左官の仕事の難しさを感じることが出来た。全面下塗りでは、材料が思っていたほど伸びず、全面を塗ることに時間がかかってしまった。また四つ角のふちに持っていくのもまた難しく感じた。材料を塗るときに進行方向に面しているコテのところを少しあげることで楽に塗ることが出来ると分かっていたけど行動に移してみると難しく、たまに塗った面を掘ってしまうことがあった。砕石塗りは、全面下塗りに比べるとコテの滑りがよく簡単だと感じた。今回の体験実習では良い体験ができたと思う。建築物にとっての必要不可欠要素である左官の仕事は難しいと感じたのと同時にやりがいのある仕事だと感じた。今回の実習の経験と講師の方々の話をもとに自分の納得するような職業選択をしたい。


建築・土木科 1年

 左官体験実習を受けさせてもらって、1番は専門の先生方に教えていただいたことがとても貴重な体験で、やはり専門の方と私たちでは均等具合などもだいぶ違うなと感じました。最初に手本を見たとき、スラスラと広げていってとても簡単に思ったけど、実際にやってみるととても難しくなかなか上手く広がらなかったです。特に角のところや、隅のところは難しくて、先生方がたまに助けてくれてすぐに角が埋まって凄いなと感じました。難しかったけど、だんだん均等になっていく感じがとても楽しかったです。最後の洗い出しでは、どんどんと綺麗になっていく感じが、とても気持ちよかったです。今日も一人の方が仕事で来られないくらい忙しい中、来ていただいて本当にありがたかったです。


建築・土木科 1年

 左官体験実習を受けて、壁にセメントなどを塗ることは、簡単そうに見えてかなり難しいと知りました。見たとおりに真似しようとしてみたけど、一度綺麗に塗れた部分をえぐってしまったり、背中の部分にセメントがたくさんついてしまったりして、とても大変でした。でも、完成した時にはかなりの達成感があって、とても良かったです。最初は少し地味なのかなという印象をもっていたけど、今回の体験で印象ががらりと変わりました。左官という言葉を聞いても何なのか分からなかったけど、みんなの家や建物を造ったりするときに、とても重要な職だと知りました。今回の体験を経て、職種は違うとしても自分の就職先で役立たせていきたいです。こんなにも貴重な体験ができて本当に良かったです。また機会があればこのような体験がしたいです。


建築・土木科 1年

 今日の左官体験実習では、丁寧に早く仕上げることが最も重要だという事が分かりました。コテを使ったのもセメントを使ったのも初めてで、扱うのがとても難しかったです。でも、コテ一つでとても綺麗に仕上げられて、扱い方によってつるつるになったぐらい綺麗になるから先生方は流石だと思いました。先生が言っていた「見て、聞いて、真似をする」を活かし、これからやっていくことにも、このことを忘れずやっていきたいと思いました。また、左官体験で、新しいことを学び、いろいろな事を活かしていけることが分かったので、これからも新しいことに挑戦していこうと思いました。今日教えていただいた先生方に感謝し、これからの事をもっと深く考えていきたいです。将来の目標を明確にし、様々なことに取り組んでいきたいです。


建築・土木科 1年

 今回は左官体験実習という普段体験出来ないような事ができて、とても勉強になりました。実際に体験してみて思いましたが、見ただけだと簡単に見えますが、いざやってみるととても難しかったです。特に僕は下塗りで角まで塗ることができず苦戦していました。ですが、先生方が見本を見せてくださったり、アドバイスをしてくださったりして、とても作業がしやすかったです。全面塗りなどをしていくにつれて、どのようにして建物の壁が造られているのかなどよく分かりました。最後の洗い出しで壁の表面がはっきり見えた時の感動はとても凄かったです。やはり自分で造った物には愛着がわきますね。僕も小学生の時に一度親戚の家を建てるときにちょっとだけですが、左官のような事をやったことがあります。その時よりは今日の方が上手だったと思います。これからこの体験を何かに役立てることが出来たらいいなと思います。


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