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平成30年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:山田 一登

高校名 愛知県立稲沢高等学校 農業土木科 1学年 31名
授業実施日 平成30年10月2日(火)
見学現場@ 太啓建設株式会社
道路改良工事4号工(情報化施工工事)
見学現場A 矢作建設工業株式会社
エンジニアリングセンター

実践報告:
8時50分 学校出発
10時50分 豊田市鵜ヶ瀬町池内 道路改良工事4号工
 一般国道301号松平バイパスの道路改良工事を見学させて頂きました。情報化施工工事(誰もが働きやすい現場環境整備工)の現場で生徒達は全体説明の後、各グループに分かれ、機械の説明やどのように道路やトンネル、橋梁などを施工していくかなど担当の方から説明を受けることができました。学校では、座学を中心に教えているため実際の現場を見させて頂くことで、より知識を深めることができました。現在ではGNSSを利用したバックフォーを見学でき、生徒たちの興味や関心を強く引き出すことができました。また、元請けと下請けの関係や発注者などの専門用語も学べ今後の授業展開で活用していこうと思いました。
12時30分頃 鞍ヶ池ハイウェイオアシス 昼食
14時30分頃 長久手市エンジニアリングセンター
 昨年度と同様、エンジニアリングセンターを見学させて頂きました。研究施設であるため撮影禁止で研究員の方にお願いいたしました。研究棟の会議室で研究員の方から、会社の沿革や発明した工法、その工法がどのように社会に貢献しているかを伺うことがでました。稲沢高校の校舎にも、ピタコラム(外付耐震補強工法)が採用され施工されていることに驚きました。実験施設内では、耐震補強の実験をされていてコンクリートに無数のひび割れからデータを解析していることを見学させて頂き、生徒達も真剣に耳を傾けていました。その後、研究棟で研究員の方々から質疑応答の時間を頂き、生徒達に仕事のやり甲斐や失敗談、人生の先輩として将来の仕事選びなどを教えて頂きました。
16時00分頃 学校到着

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

農業土木科 1年

 私は、現場見学会に参加して建設業への関心が高まりました。バス内では落ち着きのなさが目立ったけど現場見学中は良い姿勢で取り組めたと思った。太啓建設さんと矢作建設さんは大切な時間を割いてまで丁寧に教えてくださってすごく有意義な時間でした。午前は太啓建設さんにお邪魔させていただいき工事の途中経過を見ました。バックフォーに乗っていた方に質問したら、ショベルをわざわざ動かして教えていただいて興味が沸くと共に「どうやって作っているのか」「どういう原理で動いているのか」という疑問が生まれました。こういう疑問を今後授業で学習していきたいと思いました。午後からは、矢作建設さんのエンジニアリングセンターを見学し、この施設は地震のことを研究しており、逆対称加力フレームや反力壁を使って地震にどのくらい強いかなどを実験していて、実験に使われた壁にはたくさんヒビがはいっていて、地震は怖いと改めて思いました。また良い品質の物を作るには実験に力を入れることが大切なのかなと思いました。矢作建設さんの研究員の方から、資格よりもまずは人として当たり前のことをちゃんとできる人が必要であると言われたことが私の脳裏に焼き付きました。現場見学という貴重な体験を通して、私も将来このような高度な仕事につきたいと強く思うと今から緊張感や責任が出てきました。


農業土木科 1年

 私は、現場見学へ行って工事に使う機械が凄く変化していると思いました。
 太啓建設株式会社の一般国道301号松平バイパスを施工している現場を見学しました。斜面工事では、斜面に穴をあけてモルタルを入れて固めたりしている土壌改良の説明やICTで制御するバックホーは現在、愛知県に数台しかなく普通のバックホーの2台分の値段であることを聞きびっくりしました。また学校の実習でやっている測量とは違い、ドローンを使って測量していることも学びました。掘削機械専門の建設会社バックホーを見せていただきGPSを使ったショベルカーをタッチパネルで作業されていました。今まではオペレーターが機械の操作をしているものだと考えていましたが、将来は無人で機械の外から操作して作業ができるようになることを伺い作業員の方が、楽になり若い人でもやってみたいと思うような職業になると思いました。
 矢作建設工業株式会社のエンジニアリングセンターでは、防災・減災や土木などの研究をしていました。私は実験棟が特に興味深かったです。第1実験棟には、実験用の壁に小さい圧力からだんだん大きくしていって、どのぐらいの力でどのぐらい壊れるかを実験していました。その次に行った第2実験棟では、高さ12m、横幅10m、厚さ3mと縦15,85m、横10,65m、厚さ4,2mの反力床があり大きな実験ができるようになっていました。中部地区最大級の実験施設であることも伺い凄いと思いました。最後に、研究員の方から、人とのコミュニケーションを大切にしなさいと教えていただき、私はこれから出会う人にしっかり挨拶をして、話を聞く時はしっかり返事をしようと思いました。
 最近は、土木工事でもインターネットやGPSなどのICTが活用できる人材が必要であることを学びました。将来私も魅力ある土木関係の仕事に従事をするため、ICTが活用でき、資格取得が取得できるように学校生活を頑張っていきます。


農業土木科 1年

 10月2日(火)現場見学会に参加させていただきとても有意義な時間でした。初めに向かったのは、太啓建設の工事現場でした。国道301号松平バイパスをつくっている所を見て私が思ったことは、「あの機械はなんだろう?」と思い、近くの社員さんにこの事を聞きました。それは、斜面に穴をあけている機械で名前は「ボーリングマシーン」という機械でした。あと他にも、現場の人たちの作業が楽できるようにと開発された、GPS機能がついたショベルカーやドローンなどハイテクな機械があって、時代も進んでると感じました。また、環境についても配慮されこの現場で出た泥や汚水をそのまま川に流さず、一度溜めておき綺麗になってから川に流すなど、地元の人たちや生物などにも配慮が必要だと思いました。
 次に向かったのは、矢作建設工業株式会社のエンジニアリングセンターです。エンジニアリングセンターに到着したとき、第一印象はすごく綺麗な建物だなと思いました。研究棟の中に入り、会社の沿革やエンジニアリングセンターの施設紹介などのDVDを見て、この建物が最近、建てられたことやガラス張りになっていることを知り「見せる」「見られる」をコンセプトにしていることを学びました。外に出て足元のコンクリートは水を吸うことができると教えていただき見た目は、普段見るコンクリートなのにそんなことができるのかと驚かされました。第1、第2実験棟では地震に耐えるために、耐震補強の実験で、地震でできたひびをマッキーなどで跡を残してデータをとって解析し実際の地震に有効であるか研究されていることを伺うことができました。色々な実験を繰り返しおこない、その成果が人命を守っているんだなと思いました。実験棟から外に出て、土木実験場を見学させていただきました。研究したものが実際に作れるかどうか試しているようで、そこにはDVDで紹介されていた「ピタコラム」がありました。学校や病院にも使われているようで身近な存在だと思いました。
 私は、この現場見学を通して働いている人たちが輝いている姿を見ることができました。今自分は将来何をやろうかと迷っています。この見学会で建設業も候補の一つとなりました。本日はありがとうございました。


農業土木科 1年

 今回の現場見学会で分かったことは、声の大きさや返事の大切さを学びました。
 バスの中で、はしゃいだりして迷惑をかけたました。現場では真面目に話を聞きました。太啓建設さんや矢作建設エンジニアリンクセンターさんの現場の方からお話を聞くうちにそこで働きたい!と強く思いました。しかし、私は日ごろの学校生活を振り返るとまだまだ未熟なので改善していこうと思いました。
 自分が作った建物が、地図に描かれたり、たくさんの人に愛されるということは、とてもやりがいのある仕事だと思いました。私が感動的だったのは「お客様を笑顔にすることと、立派なものを提供し感動させることが一番のやりがいだと」言われていた現場の方々の言葉に私もなりたいと強く思います。
 工事現場は、色々な仕事でできているため、1人では何もできないからこそ現場でのコミュニケーション能力もとても大切だと感じました。特に矢作建設さんの説明は、とても興味深く将来は矢作建設さんみたいな立派な会社で働きたいと思いました。祖父が建設業の社長でそのたくましい姿を見て、私の一番の憧れの存在でした。しかし、昨年病気で倒れて会社を閉めざる負えなくなり私が立て直したいと思っています。
 私が思う建設業には、夢と希望であふれていると思いました。建設業には、終わりがなくいつも勉強の日々であることと、現場によってやり方も変化させなければならないのでとてもやりがいがある、業種で今からとても楽しみです。


農業土木科 1年

 10月2日に太啓建設さんの工事現場と矢作建設さんのエンジニアリングセンターの2社に現場見学会にいきました。まず初めに行ったのが太啓建設さんの工事現場です。工事現場に行って思ったことがいりました。1つ目がラジコンのように動かせるユンボが2台あり、GPSを使って掘削作業することができると言うことを教えてもらいました。そして、工事現場には、掘削工事をしたところの斜面がどれだけ動いたか測る機械があり、1時間ごとにお知らせが来るようになっていました。掘削工事を行った所の斜面が崩れないように斜面を補強しながら工事をする斜面補強工事を行っていました。トンネルを作るときは、半径100m以内の人を避難させて、夜中にサイレンを鳴らしながらダイナマイトで爆発させて山が崩れないように補強を行いながらトンネルを作ることを知りとても周りの人の安全を確保して工事をしている事がわかりました。午後からの見学先の矢作建設さんのエンジニアリングセンターに行き地震工学を学びました。エンジニアリングセンターでは、地震に強い家を作るために、耐震補強工法の1つのピタコラム工法や地山補強工法のパンウォールなどを教えてもらい、耐震研究をするうえで実験をする対象物の大きさは2分の1スケールのもので実験をするそうです。実験棟では反力壁、反力床アクチュエーターなどがあり、実験は500Nの力で耐震を調べているそうです。反力壁は、横3m縦10m中部地方最大の実験施設だそうです。自分はこの現場見学会に行き思ったことは、これらの会社は、どちらとも安全に配慮して工事をしていました。将来は、人の役に立てるような仕事に就きたいと思っています。そのためには在学中にできるだけ資格を取り将来のために頑張りたいと思います。


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