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平成30年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:伊藤 仁詞

高校名 愛知県立一宮工業高等学校 建築・土木科 1学年 80名
授業実施日 平成30年11月2日(金)
見学現場@ 名工建設(株)
平成29年度 橋梁整備事業 県道羽島稲沢線新美濃大橋下部工事
見学現場A 鈴中工業(株)
中村精機叶{美工場造成工事・須美工場建設工事

実践報告:
8:50
10:00
10:00〜11:30
12:30〜13:00
13:30
13:30〜15:00
16:00
一宮工業高等学校 出発
橋梁整備事業(新美濃大橋)
現場概要説明、現場の見学、質疑応答
西尾サービスエリアにて昼食休憩
中村精機(株)須美工場建設工事
現場概要説明、現場の見学、質疑応答
一宮工業高等学校 帰校 解散

平成29年度 橋梁整備事業 県道羽島稲沢線新美濃大橋下部工事
 ニューマッチクケーソン工法による橋脚施工の方法と河川における工程計画(非出水期と出水期)について、学ぶことができた。土木現場特有の工程計画と仮桟橋の鋼管をバイブロハンマーで打設する所を間近で見ることができた。

中村精機(株) 須美工場建設工事
 土木工事と建築工事を同時に進める現場であった。山野を切り開き造成した上に鉄鋼造の工場を建設していた。建物外周では造成工事、建物では建て方から屋根工事まで見ることができた。

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

建築・土木科 1年

 建築・土木の現場見学会に行って、建築・土木の仕事を見たり聞いたりして、多くのことを知ることができました。
 まず、建築・土木には数多くの仕事があり、道路や橋、ダムや公共施設を作るのが土木の仕事であり、住宅やマンション、工場や倉庫などを作るのが建築の仕事であることがわかりました。次に、就職してからの仕事の内容について聞くことができました。就職してから3年くらいは先輩について仕事を学び、そこから先は一人でやることが求められることを知りました。しかし、本当に一人で仕事をするわけではなく、仲間と協力して進めていくことが大切だと学びました。そのために、コミュニケーションをとれるようにすることが求められていることを知りました。
 僕はまだ建築に進むのか、土木に進むのか迷っていますが、今回の現場見学会で両方の仕事内容と仕事の大変さを知ることができました。仕事によって建築と土木の違いを改めて知る機会となり、今後の進路決定に生かしていきたいと思います。


建築・土木科 1年

 今回の現場見学を通して一番印象に残ったことは、どちらの現場も同じような服装で、ヘルメットもしっかり被っていて、整っているなと思いました。
 最初に行った現場では、作業員の方たちが大きな声を出して作業していました。クレーンもすごく大きなものが4台あり、大きな規模の工事現場を肌で感じることができました。他にも、現場にあるトイレがオープンになっていることに驚きました。
 後に行った土木の現場では、すごく大きな木曽川をまたぐ工事で、対岸まで長い距離だったため、規模の大きさにびっくりしました。さらに、実際に目に見える部分だけでなく、川の底から何十メートルと掘り進めていると聞いて驚きました。すごく大きなクレーンを操縦しているところも見ることができ、操縦の繊細さに感動しました。地中に埋める管を、振動によって埋めていくことも分かったし、その振動の大きさも体感することができ、スケールの大きさを感じました。
 今回の現場見学を通して、改めて土木や建築業の規模の大きさや繊細さ、大変さを知ることができました。


建築・土木科 1年

 普段、絶対に入ることのできない工事現場に行けることができて、とても良い経験になりました。
 1つ目に行った鈴中工業では、説明を細かく丁寧にして下さったので、分かりやすく、聞き取りやすかったです。もらった資料も文章ばかりではなく、写真やイラストがあって読みやすかったです。現場には何台もの重機があり、現場の迫力を感じました。
 2つ目に行った新濃尾大橋では、橋を支える橋脚の基礎を入れるところを、仮桟橋から見ることができました。橋脚はとても迫力があり、見ることができて嬉しかったです。また、入れる時に振動をかけて沈めていることを知ることができました。50mあるうちの40mを沈めると聞いたときは、深さに驚きました。
 こんな貴重な体験をできたことがとてもうれしかったです。今日見たことや聞いたことを忘れないように、将来につなげられるように頑張っていきたいです。


建築・土木科 1年

 最初の現場は工場の建設現場を見させていただきました。説明を受けて、一つの建物を建てるのに、思っていた以上に多くの工事があると驚きました。工事で土を均したり、盛ったりすることや、調整池を作らないといけなかったり、道路に関しても法令に従って行わなければいけないことを知りました。建築物を建てるために、何ヶ月も整備をしたり、申請を行ったりと、想像以上に大変だということがわかりました。そして、それを仕切っている現場管理の人は本当にすごいということを改めて思いました。さらに、ここで学んだことは現場の人たちはコミュニケーションを大事にしているということです。他の人から話は聞いていましたが、実際に現場で働いている人が言っていたので、説得力があるなと思いました。これからもコミュニケーションを大切にしていきたいと思いました。
 次に行った現場では、仮桟橋に乗せていただきました。仮なので多少不安定かと思っていましたが、設置がしっかりされていることに驚きました。説明の中で、台風などで増水して工事ができないときもあると聞いて、天候に合わせて計画を立てていかなければならないことを知りました。さらに、間近で橋台を見て大きさに驚くとともに、作った人たちのすごさを感じることができました。
 今回2つの現場を見て、今まで気づけなかった大変な部分を見ることができ、とても勉強になりました。


建築・土木科 1年

 今回の現場見学で建築関係のことや、土木関係のことについてすごくわかりました。実際に工事現場を間近で見ることはなかなかないので、いい経験になったと思います。
 最初に行った現場は鈴中工業の方が説明をしてくださり、自分にとってためになる話を聞くことができました。鈴中工業は創業108年という歴史のある会社で、資本金が2億円を超える規模の大きい会社であることを知ることができました。また、現場の工事にかかる費用で億の単位を扱うこともあると聞き、建設関係の仕事のスケールの大きさに驚きました。さらに、説明を担当してくださった方たちの説明がすごく丁寧で聞きやすかったです。
 次に行った現場は名工建設、大興建設、イチテックの共同企業体で、木曽川に新たに架ける新濃尾大橋の橋脚の基礎工事を見学させていただきました。すごく大きい構造物だったので、迫力がありました。クレーンで作業するところをちょうど見ることができ、難しそうなことをいとも簡単に行っていたので、現場で働く人のすごさを感じることができました。
 この現場見学で、普段は近くで見られないものを見ることができ、そこで働く人たちの貴重な話を聞くことができました。これをきっかけに、建築や土木についてさらに興味を持つことができました。これからも建築や土木について気になることを調べ、卒業後は実際に建設現場で仕事をしていきたいと思いました。


建築・土木科 1年

 今日の現場見学では、始めに新濃尾大橋へ行き、大きな橋を作っている様子を間近で見られて、橋はどのように作っていて、どのような機械を使って作っているのかなどたくさん学ぶことができたのでとても良かったです。二つ目の現場では、建築と土木を両方取り扱っている鈴中工業が自動車の部品を作る工場を建てている様子を見ました。工場は橋とは作り方から、扱っている機械、人数の規模も違い、とても驚く点と、納得する点など様々ありました。建築物のことだけでなく、会社はどのような人を求めているのか、建築や土木の良いところ、悪いところなど、丁寧に教えてもらいました。今回の現場見学で2年後の就職や選科をどちらにするかなどの参考となる大きな経験になりまして。2つの現場見学は、どちらも初めて見たり、聞いたりする機会だったので、とても楽しく、将来に役立つ現場見学だったのでとても良かったです。しかし、建築、土木は今回見学しただけが仕事の全てではないので、また違う場所でこのような機会があったらとてもうれしいです。まずは、選科があるのでこれからの学校での勉強を大切に取り組み、今回見学したことを参考にしながら決めたいと思います。
 本当に、今回はこのようなことを計画してくださった建設業協会の方々にとても感謝しています。本当にありがとうございました。今回学んだことを大切にし、生かしていきたいと思っています。ありがとうございました。


建築・土木科 1年

 私は、現場見学を通していろいろなことを学ぶことができました。普段何気なく通っている道路や橋には、1つの会社ではなく、いくつもの会社が手を組んで1つの道路や橋を作っていると知り、深く考えさせられました。また、橋は地震などに耐えられるように奥深くまで杭を打ち、丈夫にしたり、ニューマチック工法を使い、地下水の侵入を防ぎ、作業空間を確保してからいろいろな作業をするなど、技術が進歩していると感じました。
 作業ができる気圧が0.4MPa以下であり、これを上回る気圧がある場合に混合ガス(酸素とヘリウム)を使うことにも驚きました。
 二つ目の現場の鈴中工業では、土木と建築があり、両方で現場を活かしていることがよく分かりました。建築では、工場や事務所、マンション、住宅、公共、教育施設、スポーツレジャー施設、耐震工場など多くの建築物を手がけていて中には見栄えのある建物があったので、すごいなと思いました。土木では、道路はもちろんダムや公共施設まで時代を見ていろいろな分野に挑戦しているすばらしい会社だと感じました。
 パンフレットに多く写っていた安全掲示板が何か疑問に思い調べましたが、緑十字は労働災害安全のシンボルマークであり、安全第一で作業するということが分かりました。安全掲示板は安全に作業した日数、時間を表示して、安全に対する注意事項を記載して、作業員に安全を指示する内容が書かれているようです。安全に対するミーティングを、朝、昼、夕方に職長と打ち合わせしているとのことでした。このように安全にまで目を光らせて働いている建築や土木の作業員の方はすばらしいと思いました。作業する服装もまた、ヘルメット、安全靴、安全体を着用していることが分かりました。


建築・土木科 1年

 初めて実際の現場を見学していろいろなことを知った。
 橋脚をどうやって埋めているんだろうと思っていたら、その工事を専門に行う機械があるのを知った。今日は見られなかったけど資料に写真があって興味深かった。三月から工事を始めたのに、もう六個くらい橋脚ができていた。二年ぐらいで完成すると聞き、すごいと思った。体調のことも考え、潜水病にならないように減圧したり、人が潜らなくていいような機械があったり、もっと知りたいと思った。
 最後の話で、「土木は地図の残る」と聞いたのがとても印象的だった。建築科を希望していたけど、土木もいいなと思える現場だった。また、週一回は定時で帰れるし、建設がブラックなのかなって思ったけど、そのような情報を知れて良かった。建築の現場では、最初に丁寧に説明してもらえたし、資料もたくさんもらえて良かった。建築の会社だと思っていたけど、仕事は土木と半々くらいなことに意外さを感じた。土木の現場で大きな機械を動かしているのは格好良かったし、興味もわいたけど、やっぱり自分の好きなことだったり、知りたいと思えることは建築の現場の方が多かった。話を聞いて、とても格好いいと思ったし、自分も資格をたくさん取りたいと思った。必要とされる技術者や職人になりたいと思えた。現在部活で練習している3級大工技能士も合格できるか不安だったけど頑張ろうと思えた。土木の現場と同じように「地図に残る」と聞いて改めていいなと感じた。土木も建築もチームワークが大事だろうなと思った。大きな機械を動かしていて、その周りに多くの人がいた。多くの機械を使用して、1人1人が大切な役割をしているんだろうなと思った。
 今回の現場見学を通して、様々なことに気づけたし、学ぶことができた。将来自分がこのような会社に就職して続けていけるか不安もあるけど、楽しみだとも思えた。技術者や職人みたいに1つのことをやるのもいいなと思えたけど、進学するか就職するかはまだ、決められそうにない。しかし、どちらを選んでも好きなことができるのだから将来が楽しみに思えた。


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