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平成30年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:林 尚志

高校名 名古屋工業高等学校 土木科 1学年 23名
授業実施日 平成30年11月30日(金)
見学現場@ (株)ヒメノ
平成29年度 23号蒲郡BP金野西道路建設工事
見学現場A 矢作建設工業(株)
犬山線布袋駅付近鉄道高架化事業に伴う本線土木その4工事

実践報告:
 建設業協会の現場見学会は、初めての参加です。豊川市のバイパス工事現場と名鉄犬山線高架事業の工事現場の見学ということで、打診があり、鉄道工事などはなかなか見ることが出来ないだろうということで、楽しみにしていました。
 午前中のバイパス工事現場は、概要説明後、ICT技術の体験になりました。現場の地形の3次元モデルをもとに、VR体験ができました。VRの中で、重機を動かすこともでき、生徒たちはとても興味を持ち操作をしていました。また、ガイダンスバックホウに乗車することもでき、1cmの精度で掘削することができることにおどろきました。さらに、ドローンの操縦体験もできました。ICT技術の最先端に触れることができ、皆よろこんでいました。
 午後は、名鉄の高架事業の現場に行きました。鉄道工事現場らしく反射材を身に付け、足場を通り抜け、ホームや線路の現場を間近に見ることができました。

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

土木科 1年

 自分たち土木科は、大規模な現場見学会に参加しました。普段の現場見学は、先生方が立案・計画等の準備をしてくださいますが、今回は建設企業の方々が計画されたこともあって、非常に新鮮でした。
 午前と午後の二部に分かれていて、午前中は、豊川のバイパス道路の現場に行きました。この場所では、現場で用いられるシステムや機械を体験・見学しました。印象的だったのは、VR体験による現場予想図です。現場でVRを体験できるとはおもいもしませんでした。現場の方の話によると「口で話すよりVRの方が早く明確に伝わる。」とのことでした。
 午後は、線路の工事現場を見学しました。名古屋鉄道の布袋駅の近くで、線路を上にあげる工事内容でした。名鉄側にメリットはあまりありませんが、市や町には、メリットがあります。例えば、踏み切りがなくなります。これによって踏み切りによる事故や渋滞がなくなります。他にも、線路下の土地が活用できたり町が分断されたことが解消されたりと様々です。
 今回の現場見学は、自分のイメージを大きく変えるものとなりました。


土木科 1年

 午前中の現場見学では、ハイテクな技術を体感しました。VRを使って、現場完成図や今の現場の状況など、VRを使って体験しました。実際にそこにいるような感覚でとても分かりやすく、外に出て現場を見たときに完成したらどこの場所がトンネルになっているかなどがわかり、とてもいい経験になったなと思いました。
 大型重機の操縦は、どのように地形を作っているのか、操縦のやり方など体験させてもらいました。本当に地図を作る仕事なのだと思いました。操縦は少し難しかったけど、体験するのとしないのでは大きな違いがあるなと思いました。ドローンでは、操縦はしていないけれどカメラで見ていてわかりやすく、上空で見るのと地上ではかなり見方が違うので、本当に技術的に進歩しているなと思いました。
 午後の見学では、電車が通る線路を作っている現場を見学しました。足場などがとても大きく、線路や駅を作るのにとても時間と人員と場所がいるのだなと実感しました。線路の内側や作られる前などを見ることができるのはほとんどないと思うので、とても貴重な経験をさせてもらったなと思いました。
 今回の現場見学は、とても色々な事を知れてこれまでにない体験をさせてくれたので、説明していただいた監督さんには感謝しかないです。今回の見学で進路先をどこにしたらいいのかなどがより知れた気がします。またほかの現場見学を見学する機会があったら、見に行きたいです。


土木科 1年

 11月30日に、豊川にある蒲郡バイパスの道路建設工事と、名鉄犬山線布袋駅高架化工事の土木工事の見学をしました。午前中は片道一時間半かけて、蒲郡バイパスの道路工事を見学しました。この工事は、土砂崩れなどの自然災害に備えて土壁を補強する工事です。
 実際に現場では、バックホウの操縦体験やドローンによる測量、VRを利用した三次元シミュレーションを体験しました。バックホウは、人工衛星から位置情報を取得して数センチ単位で掘削することができます。コンピューターで自動制御されているので誰が作業しても同じように作業できるので、作業効率が上がるので一人で一人分以上の仕事ができるそうです。ICTを取り入れることにより人手不足を上手く解消することができます。実際にバックホウの操縦体験をしました。思ったよりも動きが繊細で難しかったです。ドローンによる測量は上空150メートルから全体を見ることができ、カメラの画質もよく見やすかったです。午後からは高架工事の見学をしました。この工事は、線路を高架化することにより踏切による渋滞を解消することができます。現場の足場に上ると思ったよりも高さがあって組あがった鉄筋全体を見ることができました。
 今回の現場見学会では、日常生活では体験することができないことを体験することができてとてもいい経験になりました。また機会があればいろいろな現場をみてみたいです。


土木科 1年

 今回の現場見学会で一番すごいと思ったことは、土木業界でもICTがたくさん盛り込んでいることだった。例えばGPS機能を搭載した工事車両は、どの部分をどこまで掘るか、どこを掘り進めることができるのかなど、とても面白そうなものだった。
 ほかには、マイクロSDカードに入っている情報を工事車両に読み込ませ、GPSと併用してとても高精度なものを作り上げる、土木業界も悪いものではないと思った。
 午後は、江南市にある犬山線布袋駅の高架化工事の見学に行った。自分は鉄道が好きなのでこの辺りはよく通る場所だが、鉄道の高架化工事を近くで見ることは今までなかったのでかなり興味があった。ここで一番すごいと思ったことは、去年の夏に上り線の高架化前の状態を知っていたので、今回の現場見学会で上り仮線の線路がすべて消えていたことに一番驚いた。工事の手順を手際よくできるように計画されていることは、設計士もすごい技術だと思った。
 今回の現場見学会で土木業界のイメージがすべて払拭されたとてもいい見学会になった。次回もこのような見学会があれば、不特定多数の人に土木のイメージを変えることができると思うので、一般の人にも知ってほしいと思った。


土木科 1年

 僕は11月30日に現場見学に行きました。
 午前中は、豊川の蒲郡バイパスに行きました。その現場にはとてもためになる事がありました。いろいろな経験をさせてもらったなかでバックホウ掘削とドローン操作にとても感心をしました。
 バックホウでは運転席に乗らせていただき最先端技術を感じました。バックホウの後方に衛星とつながっているアンテナがあり、どの位削っていいのかがわかるナビゲーションシステムが運転席についています。そのナビゲーションシステムのおかげで何ミリ削っていいのかがわかるようになっています。今では一つの現場にほぼ一台あるそうなので今の現場には最先端の技術にとても感心しました。
 もう一つはドローンです。
 このドローンは現場に2台ありました。一つは測量用の大きいサイズのドローンがあり、とても機能がよく車一台が買える程の金額で驚きました。
 もう一つのドローンはカメラ付いており上空まで飛ばして写真を撮って地面に立って見てわからない場所で役に立つ事があります。上空150メートルまで飛ばせることができます。上空50メートルくらいから小さく見える程度なのに100〜150メートルにまでになってくるとあんな大きなドローンが点にくらい小さく見えました。実際に操縦してみたら割と簡単で外で飛ばし、カメラの画面を見てみたら一面に見たことのない景色が広がっていていろんな可能性があってとても感動しました。
 このような貴重な体験ができて自分の自信にもつながったと思いました。


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