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令和3年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:山下隆志

高校名 愛知県立猿投農林高等学校 環境デザイン科 1学年 35名
授業実施日 令和3年10月14日(木)
見学現場@ 岡田建設株式会社
道路改良工事(宮下立体R2-4)工事
見学現場A ヤマダインフラテクノス株式会社
名港西大橋他3橋橋梁補修工事

実践報告:

 午前の道路改良工事の現場では、工事の概要説明に加え、総合建設業について、現場監督の業務、さらには新入社員の方と女性技術者の方の生の声を聴かせていただきました。大型テントや液晶モニターをご準備いただき、見やすくわかりやすいお話で、生徒達の理解が深まりました。女子生徒の中には、建設業を進路先に考えていきたいという感想もありました。また、最新機器の紹介で自動追尾トータルステーション、ドローン等を実演をしていただき、本校にはない機器を間近で見ることができました。ドローンの映像から土量が計算されることに驚いていました。
 午後の橋梁補修工事の現場では、屋内での工事説明と屋外での作業体験を準備していただきました。屋内では、工事の概要説明、橋について(歴史、種類、形式等)、また橋梁補修の観点から金属疲労、塗装等の説明をしていただきました。映像を加えたわかりやすい説明をありがとうございました。屋外では、鉄骨にボルトを締め付ける体験をさせていただきました。ナットを使わず、専用レンチによって片側だけの締め付けで、締め付けが完了する「ワンサイドボルト」というものでした。生徒達にも反響が大きかったです。こちらの施工会社でも女性技術者の方が活躍されており、本校の女子生徒に優しい声をかけていただきました。
 とても有意義な見学会となり、深く感謝いたします。本当にありがとうございました。

見学風景
見学写真1 見学写真2 見学写真3
見学写真4 見学写真5 見学写真6

現場見学会 生徒感想

環境デザイン科 1年

 今回は私たちのためにたくさんのことを教えて頂きありがとうございました。
 道路改良工事現場では、第一に「達成感」の大きな仕事だということが分かりました。他の仕事と違って、作ったものが地図にのり、形に残り、必ず人のためになります。今回わたしたちが見学させて頂いた道路もそうですが、人々の生活に必要な社会基盤を整備し、さらに維持管理と、常に暮らしを支えています。女性も活躍されていて、お話を伺いました。現場に出ることは少ないそうですが、会社でデータ解析を主にしているそうです。
 橋梁補修工事の現場では、橋の種類、金属やコンクリートの長所、短所等を考えて、橋が作られていることを知りました。そして、ワンサイドボルトの締め付けという滅多にできないことを体験させて頂きました。技術も日々進歩し、力仕事ばかりでなく、女性でも活躍できることを知りました。自分にも少し興味が湧いてきました。
 今回のことを踏まえ、これからの進路を考えていきたいと思います。今回は、本当にありがとうございました。


現場見学会 生徒感想

環境デザイン科 1年

 僕は、今回の現場見学会で構造や工事方法などいろいろなことを学ぶことができました。
 一つ目の道路改良工事は、国道1号線の交差点で三河港へ行く道路が渋滞することを解消するために、上に道路を作って立体交差にする工事でした。授業で習っている測量も、今ではドローンを使って測ることができたり、角度計算もスマホを使ってできることが分かり、技術はどんどん進化し続けているのだなあと思いました。
 二つ目の高速道路の橋梁補修工事の見学では、長年使われている橋を定期的に補修していることがわかりました。名港西大橋は、上下線で作られた時期が違い、形も微妙に違っていることが分かりました。また、ボルトを締める体験では、普通のボルトは、穴の裏側から入れないと締めることができないのですが、このボルトを使えば簡単に片側から締めることができることに驚きました。ワンサイドボルトと言うそうです。ここでの見学を通して工事にもいろいろな工夫がされていることがわかりました。学校でやっていないことを学ぶことができたので、とても良い見学になりました。本当にありがとうございました。


現場見学会 生徒感想

環境デザイン科 1年

 今回の現場見学会は、道路改良工事現場と橋梁補修工事現場を見学しました。
 最初に行った道路改良工事現場では、事業概要の説明の中で、建設業界について、建設ICTについて、橋脚改修工事等についてモニターでわかりやすく説明して頂きました。私は総合建設業について全く知識がなく、力仕事というイメージしかありませんでした。今は、技術が進歩し測量が一人でできたり、ドローンをとばして写真を撮って、3次元化して土量計算したりと驚きました。
 次に行った橋梁補修工現場では、工事概要説明で現場の状況の視察、ワンサイドボルトの締め付け体験を行ないました。工事概要説明は、スクリーンの資料を見て学び、橋にはたくさんの種類があり、長い歴史があるものだと知りました。ワンサイドボルトの締め付け体験では、普通のボルトだと裏に手を入れて、押えなければならず、この手を入れる穴あけと、その穴を後で閉じる作業が生じるそうです。ワンサイドボルトだとこの手間がなくなり、作業の効率化になるそうです。締め付け作業は初めてだったので、不安でしたが、係の方が手伝ってくださり、無事にできました。
 見学会に行く前と後で、建設業に対するイメージが変化しました。これからも注意して見ていきたいです。今回の見学会、本当にありがとうございました。


現場見学会 生徒感想

環境デザイン科 1年

 今回の見学会はとても良い時間になりました。一つ目に行った道路改良工事の現場では、スライドのレイアウトがとても見やすく可愛らしい色合いで見ていてとても楽しかったです。ドローンを実際に動かしたり、記念撮影をしたりと私たちを楽しませてくださりとても嬉しかったです。仕事内容だけでなく、新入社員さんの感じたことや大変だったこと、良かったこと、また女性社員さんの話も聞けてとてもありがたかったです。
 二つ目に行った橋梁改修工事の現場では、話を聞くだけでなく、実際に自分も体験できたり、映像で本物の工事現場が見ることができたりして、よりわかりやすかったです。いつも何気ない感じに使っている橋でしたが、今回の見学会を通して今まで考えもしなかったことを色々と考えるようになりました。橋にはたくさんの種類と長い歴史があると改めて実感しました。
 二ヵ所ともとてもわかりやすく教えてくださり、とても良い人達でした・先輩後輩でとても仲が良く、明るい職場だと思いました、自分の知らないことをたくさん知ることができて良かったと思います。今回は、ありがとうございました。


現場見学会 生徒感想

環境デザイン科 1年

 今回の現場見学で印象に残っていることが、二つあります。
 一つ目が道路改良工事の現場でのお話です。そのお話では、総合建設業の話や、仕事の流れ、現場監督の仕事の内容、ICTについての話がありました。特に現場監督の仕事の内容の話では、現場監督という仕事は品質、工程、安全、原価の管理があり、様々な仕事があるのだと驚きました。また現場監督は、視野を広げることが大切だと聞き、これから広い視野をもって生活していきたいと思いました。
 二つ目は、橋梁補修工事現場でのワンサイドボルトの取り付けです。ワンサイドボルトの仕組みは、普通のボルトとは全く違っていてとても驚きました。普通のボルトでは取付けられない所や取付けにくい所に、簡単に片側から取付けられることとその仕組みに驚きました。実際に締め付けを体験できてとても良かったです。
 今回の見学会では、普通に生活しているだけでは絶対に体験できないこと、学ぶことができないことを学ぶことができてよかったです。今回学んだことを将来に生かしていけるようにしたいです。ありがとうございました。


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