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令和3年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:中野 隆良

高校名 愛知県立一宮工科高等学校 建築科 2学年 39名
授業実施日 令和3年11月8日(月)
見学現場@ 水野建設株式会社
緑ヶ丘第1次公営住宅新築工事
見学現場A 矢作建設工業株式会社
DPL名港弥富新築工事

実践報告:

 午前中に見学させて頂いた「緑ヶ丘第1次公営住宅新築工事現場」では、新旧の公営住宅の住棟形態や公共工事の入札・工事成績評定について学ぶことができました。工事現場としては基礎工事完了後の埋め戻しを行っていたので、生徒達は基礎の深さや基礎スリーブに興味を示していました。
 午後に見学させて頂いた「DPL名港弥富新築工事」では、巨大な物流倉庫の新築工事の規模の大きさに圧倒されました。特に印象深い工事としては、レール式の移動式高台を用いての屋根工事です。この工法は中部国際空港の旅客ターミナル工事でも使われたそうです。
 今回の現場見学会では、普段教室で学んでいることを、実際の工事として見ることができたのでとても参考になったと思います。また建設現場の雰囲気や現場で働く人たちの様子についても知ることが出来て良かったと思います。このような素晴らしい機会を今後の学習や進路に活かしてほしいと思います。

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

建築科 2年

 今回二つの現場を回って普段入ることのできない所に入れてとてもいい経験になった。
 1つ目に行った緑ヶ丘第1次公営住宅新築工事の現場では、埋め戻しの作業をしているところだった。またさまざまな図面を見せてもらい、昔はCADのソフトすらなかったが、今では部材や作業によって色分けされており、すごくわかりやすくなっていた。実際に基礎を生で見られたのですごく興味が沸いた。
 2つ目に行ったDPL名港弥富新築工事では、すごく大規模で迫力があった。たくさんの人が、それぞれ違う作業をしていて、さまざまな作業を知れて良かった。屋根の作業では部材を吊り上げる高台ごと移動させ130mと大きな板をはっていくと聞いて驚きました。
 今回の現場見学会は、とても有意義な時間になりました。この経験を今後の進路に活かしていこうと思います。


建築科 2年

 今回の現場見学会では、正直そこまで興味があったわけではなかったけど自分の知らなかった現場を間近で見ることができて、とても良い経験をすることができました。1つ目に行った建設現場は場所が狭かったけど、ショベルカーが大量の土を掘りあげていました。基礎に土を戻していたので、どれぐらいの深さがあるのか聞いてみたら2mもの深さがあり驚きました。工事用の看板には、建築に関することがたくさん書いてありましたがよくわからない部分も少しあったので、その場で監督さんに聞くことができなかったので残念でした。またこのような機会があれば、もっと多くのことを質問して建築の知識を学びたいです。建設現場の空気は自分が想像していたようなピリピリとした重い空気は全くなく、職人さんたちが気楽に作業をしていて、とてもいい職場だと思いました。
 2つ目の現場は倉庫を建設している現場でした。一つ目の現場とは違いショッピングモールほどの大きな建設現場でした。その中を歩いて見学することができたので、間近で職人さん達が作業しているところが見られました。完成までに何年もかかる、とても大掛かりな物件と聞いたので大変だと思いました。ですが年月がかかればかかるほど、完成した時の喜びが大きいと言っていたので、ぜひ無事に完成させて欲しいです。自分ではこのような現場を見ることができないけれど、このような機会を作って頂いてとても感謝しています。


建築科 2年

 今回の現場見学を通して今まで知らなかったことが知れて良かったです。午前中に行った緑ヶ丘第1次公営住宅新築工事の現場では、基礎の深さがとても深くてびっくりしました。基礎はあまり深くないと思っていたのですが公営住宅などの大きな建物の基礎はとても深いことを知りました。基礎のいたるところに穴が空いているのを見たとき、何の穴なのかわからなかったけれど話を聞いて穴の用途などしっかり考えられて設置されていることがわかりました。他にも住宅工事などは1つの会社で工事をしていると思っていたのですが、大規模な建物になると1つの会社では工事が厳しいということを知りました。1つの工事で2社が工事をします。どうしたら効率よく作業ができるのかが、しっかり考えられていてとてもすごいと感じました。
 午後に行ったDPL名港弥富新築工事は大規模な現場というのがとても印象的でした。とても大規模な現場なので鉄骨を建てるだけでも5つの会社が関わり、7か月程度かかたことを聞き、とても驚きました。他にも屋根は、1つのロール状の鋼板をクレーンで高台に運び高台に設置した機械で波板状に加工して屋根をふくことを知りました。そのような形にできる機械があることを知り驚きました。またとても高いところまでクレーンで材料を持ち上げて渡しているのを見て、クレーンの操作は風の影響などで難しいのかと思ったけど操作がとても上手でした。
 矢作建設工業株式会社は名古屋鉄道の知立駅の高架工事に関わっていることを知っていました。いろいろな工事に関わっていて、すごいと思いました。知立駅の高架工事の動画がいっぱいあがっていて、よく見るのでこれから完成するまでが、とても楽しみです。今回の現場見学会は自分の進路選択にとても参考になったと感じました。


建築科 2年

 私の現場監督のイメージでは、一人で一つの現場を管理すると思っていたけど、小さな現場でも2〜3人、大きな現場だと30人ぐらいで管理することを知った。一人では管理することができないほど監督は、たくさんやる事があるのだと思いました。
 私の職人さんのイメージでは「怖そう」とか「仕事がきつそう」というイメージがありました。しかし実際に働いている職人さんは楽しそうに仕事をしていました。休憩もちゃんとあったので安心しました。また作業現場も綺麗に整理整頓されていました。トイレを貸してもらった時もとても綺麗でした。今回の現場見学では私がイメージした建設現場とだいぶ違うことがわかり、とても参考になりました。またいろいろな質問をした時も丁寧にこたえてくれました。今回の現場見学会では多くの事を学ぶことが出来ました。


建築科 2年

 今回の現場見学会では、たくさんの事を学ぶことができました。午前中に行った現場では基礎を作っているところを間近で見ることができました。思っていた以上に土を入れる深さが深くてびっくりしました。そして建物は基礎からしっかりと作っていかないといけないと改めて思いました。
 午後の現場は、着いた瞬間に現場が大きすぎてびっくりしました。今までは一軒家や大きくても団地ぐらいの大きさの建物を作っているところしか見たことがなかったのですごく驚きました。建物の中まで見ることができて、いろいろな所で、いろんな作業をしている人がたくさんいて、すごく細かなところまで、こだわって作っていると思いました。これだけ大きい建物を約2年で作り上げるのはすごいと思いました。
 自分は将来、木造大工である親の仕事を継ぐ予定なので、鉄筋コンクリートや鉄骨の現場を見てもあまり自分のためにはならないと思っていたけど、実際に見学すると初めて知る事や、ためになる事がたくさんありました。今回の現場見学会で学んだことは、今後の学校生活や将来の仕事に必ず必要になってくると思うのでこれからも頑張っていきたいです。


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