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令和5年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:牧野 陽一

高校名 愛知県立豊橋工科高等学校 建築デザイン科 2学年 35名
授業実施日 令和5年12月8日(金)
見学現場@ 名工・タイガーハウス特定建設工事共同企業体
(仮称)井之口調理場新築工事
見学現場A 岡田建設株式会社
豊川市立赤坂小学校 校舎外壁等改修工事

実践報告:

 井之口調理場新築工事では、初めに安全教育と工事概要についてお話をいただきました。現在実習で学んでいるJW-CADが2Dだけでなく、3次元でも活用できることを教えて頂きました。また工事概要については、現在の進捗状況を話してくださいました。丁度建築施工において、鉄筋組立・型枠工事・基礎工事など学習していたため、生徒は学んだことを現場でみて話を聞くことで、さらに知識と理解が深まったいう回答でした。
 豊川市立赤坂小学校改修工事では、屋上にあがり屋根工事について学ぶことができた。生徒はRC造の屋根については学んでいなかったため、どのように屋上の水が排水されるのか、どのように防水されているのかなど新鮮な気持ちで話を聞くことができました。また、足場に登ることで、実体験からフルハーネスの重要性や安全第一に作業を行うために何が必要であるかを話し合う姿がみられました。
 2つの現場見学をさせて頂き、今後の進路決定や学習したことの振り返りができたことは生徒にとって財産になりました。

見学風景
見学写真1 見学写真2

現場見学会 生徒感想

建築デザイン科 2年

 今回の現場見学で、建設途中の給食センターと改修工事をした小学校へ行きました。給食センターの現場は、基礎足場、鉄筋、型枠、コンクリートをやっている。給食センターは、特別な調理器具があり、それに合わせた設計が必要だと分かった。実際に、打ち終えたコンクリートや、職人さんの作業風景などを見れてよかった。小学校では、屋上に行き、改修後の屋上を見ることができました。コーキングや屋上にあるダクトについて知ることができた。ダクトは、コーキングしたところと、屋上の地面に入った空気を逃がす役割をしている。屋上には勾配があり、高いところにダクトがついている。ダクトが高い方についているのは、ウキが上の方に行く性質を持っているから。ダクトがある理由や屋上は勾配になっているなど、知ることができた。現場見学という貴重な体験をすることができてよかった。


建築デザイン科 2年

 今回の現場見学では、日々の勉強で学んできたことが実際に見ることができ想像より大きいと感じました。平米、立米やミリで長さや大きさを言うなど現場の声を聞くことができました。女性の現場監督に仕事で大変なことを伺いました。「現場の中には多くの職人さんがいて、自分がミスをしてしまったら一人ではなく現場を止めてしまい、それが目に見えてしまうのが凄く辛い。」という話をして頂きました。それでも支えてくれる先輩方のおかげで成長でき、凄くやりがいのある仕事だと感じました。
 私が一番聞いて驚いたのが小学校の階段の屋根の部分がトタンになっている理由が増築をできるようにするためで、RC造ならではという説明をして頂き、教科書では学べなかったことを他にも知ることができ、とても充実した現場見学になりました。


建築デザイン科 2年

 今回、現場見学に行ってみて、よかったと思いました。
 1か所目の井ノ口調理場では、少し前に施工の授業で行った山留めや、ディープウェルなどがあり、習ったときはどんなところで使われたりするのかイメージが付きにくかったけど実際に現場をみることで、それを理解することができて良かったです。
 2か所目の赤坂小学校でまず足場に乗って屋上まで行きました。インターンに行った際、住宅の足場には乗ったけど、それより高く、より安全対策がされていると感じました。屋上にトタンのような形状のものがあり、それは増築しやすいためであったり、打音検査では、叩く場所で音が違ったりと、普段聞けない話や体験ばかりで貴重な体験ができました。


建築デザイン科 2年

 今回の現場見学会では、いつもなら絶対に体験出来ないようなことができました。
 午前に向かった井之口調理場新築工事現場では、基礎工事を行っており、区分けされて作業が進んでおり、まだコンクリートが流し込まれる前の状態が見れて分かりやすかった。
 授業ではやっているけど使い方や使う場所を理解できていないところがあったので実際に見学することができて理解が深まった。
 私が特に感じたことは、3Dを多く取り入れていることでした。室内で話を聞いているとき、3Dを使って確認をしていると聞いて、効率化を求めていくのも大事なのかなと思いました。
 午後から向かった赤坂校舎外壁等改修工事の現場では、足場に乗る体験ができました。大人が昇り降りするには狭いし横向きに歩いたり、今思うと非効率的で不思議が多いと感じます。打音検査も行いました。明らかに音の違う箇所があってとても分かりやすかったです。


建築デザイン科 2年

 私が今回の現場見学を通して学んだことは、どの現場でも安全第一が重要視されているということです。一見簡単なことに聞こえますが、今回実際に足場に上ったり大きな重機を目にして、建築現場はいつ命を落としてもおかしくない危険な場所だということをより実感することができました。また、今回の現場見学では現場の方から様々なお話を伺うことができました。その中でも意外だったことは、建築会社はただ建築物を作るだけでなく、災害があったときに地域の人を救助する支援も行っているということです。地域の安全も守りながら町作りにも励んでいるという現場の方々を見て、私は大きな憧れを抱きました。
 今回の現場見学を通してより将来について明確に考えることができ、とてもいい刺激にも繋がりました。今回このような機会を設けていただいた会社の方々や先生方にも感謝の気持ちを忘れず、自分の将来に生かしていきたいです。


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