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令和5年度 建設系高校現場見学会

※アンケート結果は、「こちら」をご覧ください。

担当教師名:松田 義治

高校名 愛知県立一宮工科高等学校 建築デザイン・都市工学科 1学年 55名
授業実施日 令和5年12月12日(火)
見学現場@ 名工建設株式会社
東海北陸自動車道尾西ICオンランプ橋他3橋耐震補強工事
見学現場A 矢作建設工業株式会社
(仮称)一宮市第1共同調理場整備等工事

実践報告:

 1年生2クラス、午前と午後交代で土木系の現場と建築系の現場の見学を実施しました。どちらの現場も丁寧に説明していただいた上に、土木系の現場ではクイズ形式で説明してもらったり、ネクスコ中日本に就職したOBにお話をしていただいたりと、より分かり易く現場を見学させていただきました。建築系の現場では、建設中の建物の中まで見せていただき、より近くで見学することができました。どちらも学校では経験することができないことなので、生徒にとって貴重な経験になったと思います。

見学風景
見学写真1 見学写真2
見学写真3 見学写真4
見学写真5 見学写真6
見学写真7 見学写真8
見学写真9

現場見学会 生徒感想

建築デザイン・都市工学科 1年

 今回現場見学をして2つのことが特に印象に残っています。1つ目は、一宮市第1共同調理場整備工事でボルトの色が一種類ではなかったことです。なぜそのようなことをするかを聞いたら、色で建築がやらなくてはいけないことなのか、電気などの線なのかをすぐに見分けられるようにするためだと言っていました。それを聞いてとても納得しました。誰が見ても一目でわかるという点ですごいなと思いました。
 2つ目は東海北陸自動車道尾西ICオンランプ橋他3橋耐震補強工事で金井さんが「悔いが残らないくらい遊べ」という言葉です。大人になり仕事を始めたら、休みの日も休みじゃないということがあるから、このような言葉を私達に言ってくれたのではないかと思います。
 今回の現場見学をして、今後の実習などの工業科目で今日見たことや聞いたことが役立つようにしたいです。


建築デザイン・都市工学科 1年

 今回の現場見学で、より建築、土木について興味が湧いた。建築については、現場を回ってどのように組み立てているのかを見たり、クレーン車を見たりと、素晴らしい経験ができて今後についての考え方も変わった。土木については、たくさんの会社が関わっていて、現場監督の方は、その会社をまとめ、多くに指示を出すなど大変なのに、そこにすごいリーダーシップを持っていると感じた。お忙しい中で時間を作り、僕たちのために説明をしていただいたりとその優しさにも僕は感激した。将来は現場にいた成田さんや中さんのような優しくて格好良い人になりたいと思った。この経験を忘れずに、生かして建設業に関わっていきたい。建築にも土木にも魅力があって、より進級する時にどちらの科に進もうか迷ってしまった。現場にいた皆さんありがとうございました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 私は今回の現場見学で、作り始める前から全て細かく計画していることがわかりました。特に一宮市第1共同調理場整備工事の方は、1日のスケジュールまで見せてくれて、この仕事は体力や技術力などだけではなく、高い計画力も必要なんだと思いました。3橋耐震補強工事の方では、先輩の話を聞くことができ、クイズや工事内容でスケールの大きい話が多くとてもワクワクしました。どちらの現場も完成には数年かかると聞き、やりがいは完成したものを見る時と聞いたので、忍耐力も必要だと感じました。建築も土木もどちらも多くの人が関わり、とても長い時間をかけて作るのでコミュニケーション能力がとても大事だし、完成した後も大勢の人が利用するので、とても責任が重い仕事だと学びました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 今日の午前中に行った一宮市第1共同調理場整備工事の現場では、様々な道具があり、学校で見たことのあるようなもの、初めて見たものなどがあり、とても興味を持った。現場の緊張感は、これからの学校生活でも必要となる力だと思いました。少しのミスでも危険が生まれるため、授業の実習の作業などで細かい作業に気を配れるようにしていきたいと思いました。色んな道具を使っていたので楽しそうでした。
 午後に行った東海北陸道自動車道尾西ICオンランプ橋他3橋耐震補強工事の現場では、名工建設さんは新入社員の数が多くてびっくりしました。自分の聞いたことのない言葉が多く出ていたため、これからもっと学校で学ぶ必要があるんだなと思いました。
 建築も土木も最初の作業は地道なもので色々な人が携わっていて大変だと思いました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 最初に向かった矢作建設さんの現場では、とてもコミュニケーションを大切にしているなと感じました。見ていた人のほぼ全員が、コミュニケーションをとり作業をしていた姿がとても印象的でした。
 次に向かった名工建設さんの現場では、とても細かい作業を集中して行い、「全国の人のために」という気持ちがとても伝わってきました。高速道路の橋の耐震は、とても高い(16m程)のものを人が工事するということには、とても強く惹かれました。
 2つの現場見学を通して私が共通して思ったことは、職人さんはとても大変だということです。1つのズレで全ての作業が遅れてしまったり、うまくいかないことになるのはとても大変で責任をもってやらなければいけないと感じました。
 まだ1年生という気持ちではなく、もうすぐ2年生という感じながら今日見学させてくださった職人さんのようになれるよう、日々の実習をより一層頑張り、自分が職人になった際は、作業に全力で取り組みたいです。このような機会は大切にしたいです。
 愛知県建設業協会のみなさま、そして案内を行ってくださった石崎さんにもとても感謝しています。


建築デザイン・都市工学科 1年

 午前に見学に行った土木の名工建設の方は、橋梁耐震補強工事をやっていて、一つの柱でも地震などに耐えられるように鋼板を設置して、溶接した後、コンクリートを流して固めて補強していた。鋼板の塗装は、髪の毛の3分の1の厚さだったり、柱の高さや鋼材の重量などをクイズにして教えてもらいました。
 ガードレールにも工夫がされていて、柱のところは強度を高くして、柱への損傷を少なくするなどの工夫があった。
 午後に見学に行った建築の方は、給食センターを造っていて、骨組や鉄骨などに穴をあけて、管を通したりなどしっかり考えられていてすごいと思った。現場の人が資格を取っておいた方がいいと言っていたので、できるだけ挑戦して取っていけたらいいと思った。自分は、都市工学に行くつもりだから、この経験を活かしてやっていきたい。


建築デザイン・都市工学科 1年

 今回の現場見学を通していろいろなことについて学ぶことができた。
 土木の現場では、普段何気なく使っている高速道路は、特に手入れなどしていないと思っていたが、私たちが安全に高速道路を利用できるように、毎日絶え間なく補強工事をしていることが分かった。
 建築の現場では、普段見ることのできない建設途中の現場の中を見せてもらった。配管の穴や、強度など決められたもので作られていることが分かり、何でもいいわけではないことが分かった。しかし、一番びっくりしたのは、給食センターの敷地内で汚水をきれいにしていることだった。
 これからは、建設業界で仕事をするために、たくさん学び、必要な資格を取るための勉強をしていきたいと思った。とても貴重な体験をさせてもらったので、これから活かしていきたいと思う。


建築デザイン・都市工学科 1年

 今回の現場見学で学んだこと、感じたことは、山のようにあるが、特に個人的に興味が湧いたのが土木の現場でした。その時に感じたことは、今の道路や橋などがあるのは、技術者の人たちや職人さんたちが築いてきた歴史の表れだと思ったとき、その魅力に引き付けられました。
 建築の方では、今まで自分たちが学んできたことの応用などがやまのようにあったが、それらを理解し想像していくにつれて、楽しさという感情が込み上げてきた。一つ一つの作業が自分たちの未来を創る歩みになっていくんだと思った。
 このように今回の現場見学を通して、この先自分の将来について、また深く考えるきっかけになっていきました。先輩からの言葉の通り、今は学校生活を楽しみ、そして将来の自分について真剣に悩んでいこうと思った。
 今回の現場見学を行えたことを感謝しつつも、教わったことなどは頭に刻み込み、これから先の就職のためにも努力していこうと思った。


建築デザイン・都市工学科 1年

 午前に見学させていただいたネクスコ中日本・名工建設の人たちに工事概要の説明をしてもらったり、クイズ形式で高速道路のことについて、いろいろ楽しく学ばせていただきました。また、一宮工科OBの先輩から話をしてもらい、実際の作業などを見学するという貴重な体験をさせていただきました。今まで知らなかったことなどをたくさん知れて、とてもいい思い出になりました。
 午後に行った矢作建設さんのところでは、給食センターを建てているところを見学させていただきました。鉄骨の赤色になっている理由が錆止めだったり、配管のために穴が開いているなど、知らないことを沢山知ることができました。
 初めての現場見学で、知らなかったことや、知りたかったことを沢山知れて、いい経験になりました。


建築デザイン・都市工学科 1年

 〈土木〉土木では、高速道路について説明がありました。
 オンランプ…一般道から高速道路へと流入する入口の傾斜路のこと。
 オフランプ…高速道路の出口の傾斜路のこと。
 自分たちが日常的に使っている高速道路の詳しい説明があり、オンランプとオフランプの違いが分かりました。(オンランプでは加速し、オフランプは減速すること。)
 高速道路を補強している方法は、3種類もあってそれぞれ厚さや作り方が全く違っていて、初めて知ることができました。
 〈建築〉造りかけの建物の中に初めて入りました。実際に中に入ってみたら、自分たちが授業でやったことがいろいろなところに使われていて、勉強になりました。雨を防ぐためには、上からシートなどを被せて雨をしのいだり、雨が入ったとしても、ホースで外へ出すことができることが分かりました。
 土木の実習でやった模型は、コンクリートを流し込む前の鉄筋の組立模型で、その実際のものが見られて、勉強になりました。
 現場に行ってみて、もっと自分たちが学ぶことは沢山あるんだなと思いました。今自分でできることを頑張っていきたいです。


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