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建設系高校出前授業実践報告

担当教師名:村尾 佳典

高校名 愛知県立稲沢緑風館高等学校 農業土木科 2学年 17名
授業実施日 令和6年3月5日
実施場所 2年2組教室
授業実施時間 9時55分〜10時40分 45分
講師名 紀伊 保 氏
所属 矢作建設工業株式会社

授業内容:

 建設現場で本当にあった感動的な話には、具体的に新幹線の清掃に携わる現場の人たちから始まり、東京タワー建設に携わった現場の技術者や富士山の観測レーダー建設に携わった現場の人たちへと話が続く、とても興味深いものでした。講和の中で紀伊様の、「仕事に意味づけが必要」これがキーワードとなり、生徒にその思いは強く伝わったと思います。3k、5kといわれる建設業ではありますが、日本の国土を守るやりがいのある社会的に意義の大きい仕事であることも大いに伝わったと思います。

授業風景
写真1 写真2


出前授業 生徒感想文 「出前授業の感想」

農業土木科

 私は今回の出前授業でとても多くのことを学びました。
 初めに、新幹線の清掃の話を聞き初めは「清掃なんて」といっていたおばさんが服装を変えることで仕事への気持ちが変わるというもので、例えどのような仕事でもその仕事に対しての気持ちを変えることにより清掃という目立たない仕事でもやりがいや感動を与えることができるということを学びました。
 次に東京タワーを建てる話でした。昔で技術もあまり発展していなく、命綱なしで建設をしていて完成は不可能と言われていた中で、作られたという話で東京タワーを立てるリーダーの人は、なぜ建てられたのかと聞かれたとき「東京タワーに愛があるから」と言っていたそうで、私はそれを聞いたとき建設に命を捧げ、その建設物に愛を持ち建てたということに感動しました。私もこのように仕事に全力でやれる人になりたいと思いました。
 建設業は、私たちが生活する中でたくさんの事に貢献していることが分かり、とてもやりがいのある仕事だと思いました。私は将来建設業につくかはわりませんが今回学んだことを私の将来に生かして行きたいと思いました。


農業土木科

 私は今回の出前授業で建設業の面白さと大変さ、そして、その仕事にかかわる人の思いを知ることができました。
 今では当たり前に存在している東京タワーもその他の建物も昔の人達の熱意があったからこそ今存在していると思うと実際にその現場を見ていない私ですら気持ちが高まり胸が熱くなりました。
 私は今回の話の中で、最初にお話ししてくれた、新幹線の掃除をする仕事の話がとても心に残っています。人は仕事の意味とやりがいを見つけるだけでここまで変わることができるのかととても驚きました。
 私はこの話を聞いて、自分もこのように考え方を変えることができれば、これからの人生で何か大きな壁にぶつかっても乗り越えることができるのかなと思いました。
 今回の出前授業で私は社会人としての心の在り方や東京タワーなどの建物に対する技術者の思いや将来について深く考えることができました。


農業土木科

 今回の出前授業をしていただきましてありがとうございます。前回の出前授業では、鉄道の駅の調整のお話をしていただきました。調整ミスをして鉄道関係者に急いで調整し直したお話興味深く聞いていました。
 今回のお話は、東京タワーの完成までの話と新幹線の清掃員の話が興味深いと思いました。新幹線清掃員の話は、仕事をどう思うかで仕事のモチベーションが上がることや外国人の日本のおもてなしやサービスの評価が上がったりしていました。次に東京タワーの鳶の人の話を聞かせてくれまた。一年半での工期で作り上げました。鳶の棟梁の話がさらに興味深かったです。標高が高くなるにつれて、突風が吹いたりして一時作業が止まったりした。鳶の棟梁は、恋人に手紙を送り続けた東京タワーが完成するまで、やっていました。その後の後日談で、幸せそうなのと、恋人が棟梁のことをどれだけ思っていたかが幸せそうだなと思いました。
 今回の出前授業では、仕事をどう思ってやるのかと、今でも、残るものがあることがいい話だと思いました。


農業土木科

 今回の出前授業では仕事をすることの意義ややりがいなど将来、私たちにとって重要なことを多く学ぶことができました。土木業においては決して楽ではない仕事ではありますが、出前授業で教えてくださった任された仕事対してマイナスな考えを持たないということを学びました。めんどうな思いで行うのではなく、意味合いを変えて仕事をこなすことによって貢献になること、得られるものを考え主体性をもって仕事を行うことで気持ちが変わり、精神面でも安定し効率的にもよく貢献度が高くなります。このことは土木業に限った話ではなくいろいろな職種でも言えることであり、今回のお話を聞いて今までの社会人に対しての印象が良い方向へと変わりました。
 東京タワー建設のお話については土木技術者たちのプライドや前向きな思考、行動に驚かされました。周りからの『無理だ』『できるはずがない』などの批判的な言葉をかけられながらも汗水流し命懸けで東京タワーの完成を目指す姿を見て感動しました。
 出前授業を受けて今後の自分の将来について改めて考えながら残り約1年の高校生活を過ごしていきたいと思いました。
 今回は土木業などの心震えるお話をしていただき本当にありがとうございました。


農業土木科

 この度は出前授業をしていただきありがとうございました。
 出前授業ではたくさんのことを学ばせていただきました。
 東京タワーの話では、命懸けというのは知っていたのですが、風が吹かないうちに作業をしないといけないというのは初めて知りました。それだけ物造りへの愛がすごかったのがわかりました。国のためここまでがんばれるのは本当にかっこいいと思いました。
 建設業は決して楽な仕事ではないけれど国土を守る仕事だと意味付けすることで、やりがいのある仕事に代わっていくということを学びました。自分の将来も仕事に意味付けをして、取り組んでいきたいと思います。


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